小説

湊かなえ【物語のおわり】 ラストのネタバレと感想。ハムさんとあかねはどうなるか

映画化やドラマ化が相次ぐ、湊かなえさんの「物語のおわり」を、
あらすじや結末のネタバレ・気になるハムさんとあかねについて書いていきます。

2018年1月に発売された本なので、本屋に並んでいるのを見た人も多かったと思います。
映像化されやすい人気作家さんなので、「物語のおわり」もいずれ映画などになりそうですね。




今回の作品は、イヤミス系ではなく前向きになれる話ということで、
これまでとは違ったファンを増やせそうです。

ここからはあらすじを紹介してから、ラストのネタバレと感想を書いていきます。

<あらすじ>

くまたろう
1月に発売になった湊かなえさんの「物語のおわり」を読んだけど、今までの湊かなえさんっぽくなくて面白かったよ

あや
へー、結末がイヤな感じで終わる「イヤミス」じゃなかったの?
くまたろう
そうだね。あらすじとしては、結末が書かれていない小説があるんだ。その小説を受け取った人が、自分の予想する小説の結末と、自分の人生を重ね合わせて考える、そして偶然出会った人にその小説を渡す・・・っていう話なんだ。

ガンになった妊婦だったら結末をどう考える?
家の事情でプロカメラマンを諦めそうになっている青年はどう考える?
就職活動に悩む学生はどう考える?

という感じでいろんな立場の人の話が続いていって、
最後に話がつながるっていう流れなんだよ。

ちなみに登場人物は

パン屋の娘・絵美
パン屋の常連・公一郎(ハムさん)

妊娠中のガン患者・智子
女子中学生・萌
プロカメラマンを諦めるか悩む男・柏木拓真

テレビ番組制作会社に内定した女子大生・芝田綾子
娘の進路に反対した父親・木水
夢を追う彼と別れた女・あかね

こんな感じ。
この人達が、自分の人生の決断と小説の結末を考えていくよ。


あや
あらすじ聞いただけだと、よくわからない話だね。でも、結末のない小説っていうのが、大事ってことはわかったよ!
くまたろう

実は結末のない小説の結末も、最後には明らかになるからね。そこは最後におーっと思わされるよ。

おおまかな話は伝わったと思うので、ここからは物語の結末についてです。

<簡単にラストまでの流れ(ネタバレ)>

結末のない小説とは、

・「空の彼方」という作品名
・絵美というパン屋の娘が、常連客の公一郎(通称 ハムさん)と仲良くなり、付き合う。
・絵美が20歳の時に二人は結婚する
・作家になりたかった絵美は作品を書いており、その作品が友達経由で松木流星という作家に評価され、弟子にならないかと誘われる

・家族や公一郎は絵美の弟子入りに反対するが、絵美の作家になりたい気持ちは強く、皆に内緒で東京の松木流星のもとへ行こうとするが、東京行きの駅の前で公一郎が待ち構えていた。

簡単に言うと、
「夢を追う女性が、家族の反対を押し切り東京の有名作家に弟子入りしようとするが、東京行の駅で夫が待ち構えていた」
というところで終わっている小説です。

この小説の結末を、これから登場する人たちが考えていきます。

・妊娠中のガン患者・智子の場合
萌という少女と出会い、結末のない小説「空の彼方」を渡される。
智子は、「絵美は夫の公一郎に説得されて家に帰るが、家族を説得してから東京に弟子入りに行く」という結末を考えた。

智子は妊娠後にガンが判明し、出産を諦めるか悩んでいたが、小説を読んだことにより、出産後にガンを治療することを決意する。

・プロカメラマン志望の柏木拓真の場合
妊娠中の智子と知り合い、「空の彼方」を渡される。
柏木拓真は、「絵美は公一郎と家に帰ることにするが、小説家を諦めておらず、田舎で作品を書き続ける」と結末を考える。

柏木拓真は、親が経営する会社を継がなければならず、目指していたプロカメラマンを諦めるか悩んでいた。
だが、親の会社を継いで働きつつ、カメラマンとして活躍することを決める。

・自分に自信が持てない綾子の場合
希望した会社に内定していた大学生の綾子は、拓真から小説を渡される。
綾子は、「絵美が物語を作りたいか、それが大事だ」と結末を考える。

綾子は大学で文芸サークルに入っており、テレビの制作会社に内定していたが、、自分には作る才能がないことを悩んでいた。
だが、結末のない小説をきっかけに、自分も作る側として活躍することを決める。

・娘と妻に出ていかれた木水の場合
一人で旅行していた水木は、綾子から小説を渡される。
木水は、小説の結末を「絵美は今ある問題を、今考えるべきだ」と考える。

木水は娘が勉強のためにアメリカへ行くことを反対したため、
娘と妻に出ていかれていた。、
だが、娘ともう一度話し合い、納得できれば娘を応援することを決める。

・夢を追う彼氏と別れたあかねの場合
あかねは偶然出会った水木から、小説を渡される。
あかねは小説の結末を「絵美と公一郎は理解しあえず、絵美は作家になるため東京へ行き、公一郎は地元に残ってこれまでどおりの生活を続ける」と考える。

あかねは、脚本家を目指していた恋人と別れた自分を肯定するために、小説の結末はそれぞれの道を行くこととした。

・佐伯公一郎
あかねは佐伯公一郎へ小説を渡す。
ハムさんこと公一郎は実在した人物で、「空の彼方」は妻の絵美が書いたものだったことが判明。

「空の彼方」の結末を、萌が絵美に聞いたところ、
公一郎は悪い噂のある松木流星という作家ではなく、
公一郎のツテのある編集者を紹介した。

その結果、本を1冊出版することができるが、売れなかったため作家を諦める。

以上が「物語のおわり」のラストまでのネタバレです。
架空の小説だと思っていた「空の彼方」が、実話だったという結末でした。


<感想>

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